12.09
朝から少し時間を潰すかと駅ビル行って、フリースペースのあるエリアについた途端、耳慣れたイントロが聞こえてきたんですよ。
初めは誰か着信音にしてるのかセンスいいじゃん、と思ったんですがどうも違う。なんかどうも目の前の店の天井スピーカーから聞こえてんじゃないか?そんなことあるのかよと思っている間もイントロは流れ続けてですね、あのトタタタタという小気味良い打音が入って、歌が始まって。
もうその場の椅子に座って聴くしかなかったですね。
あの時あのフロアで、いやあの館内で一番ビックリしていた人間は私ですよ。
そんな事あるか?という思いに占領されるとちゃんと歌が聞けないもんで、もうずっと耳を傾けて聴いてました。
あの3分45秒ほどを、いわば受動的にピロウズを鑑賞するという実に稀な時間を。
あのイントロが流れ出してからの数分がちょっと夢だったんじゃないかって、感覚が曖昧です。
いやマジで信じられなかったですからね。タイミングが良すぎる。
MRIで異常云々言われる率が低いだろうとは思うけどなんかずっと都合悪いことは所々あってすっきりしないし、治るんかもわからないし、検査だって気が重い。
そこへあんな聞き方をしようとは、そりゃあ無敵になれるって物じゃないですか。
そういえば去年のMRI帰りはダリルバルデ買って帰ったんですよね。あれから一年……一年!?!?
怖い。
普段滅多にしないああいう聞き方をした後から思うのは、ピロウズってやすい共感しづらいよなと。
具体から抽象にしてそれをまた改めて具体にするのが上手い、天才だと思ってますけど、それ故に刺さる所には突き刺さるけど幅広く2、3割程度の刺さり方ってのはしづらいんじゃないかと。
やっぱ一人で聴くもんだと思うけど、有線だかなんだかわからないけどあのプレイリストにNew Animalを入れた誰かに、やるじゃんと言いたい。
あと、ありがとうと。